呼吸ケアサポートチーム(RST)について
RST( respiratory support team:呼吸ケアサポートチーム)は、主に人工呼吸管理を要する方など、呼吸に問題を抱えた患者さんを対象に、医師、看護師、理学療法士や臨床工学技士、管理栄養士、社会福祉士などの多職種が集まって呼吸ケアに関する支援を行うチームです。
当院RSTは2020年に発足しました。週1回呼吸ケアラウンドを行い、呼吸管理全般のケアの質向上を目的とした活動を行っています。
RSTの主な活動内容は、・毎週の病棟ラウンド・呼吸に関連するコンサルテーション受付・呼吸に関連する医療機器の導入や啓発・研修・委員会などを実施しています。
病棟ラウンドは、医師を中心に、慢性呼吸器疾患認定看護師、理学療法士、臨床工学技士、管理栄養士で行っています。メンバーには経験豊富なスタッフを始め、若手のスタッフが加わり、幅広い年齢で構成され、各職種が専門性を発揮できるようにしています。
また、各病棟にリンクナースを設けることで活動内容が院内全体へ普及しやすいように努めえています。対象は人工呼吸器装着患者さんだけに絞らず、慢性呼吸器疾患や酸素使用中の患者さんなどです。
それぞれの領域の専門的知識や技術を十分に活用し、1日でも早く人工呼吸器を離脱できるように、そして少しでも多くの患者さんがスムーズに回復できるよう、質の高いケアの提供を目指しています。